故郷大阪の春の味2014年02月22日 21:42

大阪では、春になると食べる期間限定の春野菜がある。
「若ごぼう」。
ごぼうの上の茎の部分を薄口の出汁で、薄揚げや練り天とともにさっと煮て食す。筋を丁寧にとる手間はかかるが、しゃきしゃきとした歯触りと根っこのごぼうとは全く違う風味が春を感じさせる。子供のころから好物で、4月下旬には姿を消すのでその間何度も食卓に上がる。
実家の近くのスーパーでもっぱら大阪八尾(河内の国の真ん中)産を見つけ次第買う。
不思議なことに関西といっても妹の住む京都では見かけないし、もちろん名古屋ではその名を聞いたことさえない。
同じく大阪の一部でしか栽培されない「水茄子(府南部泉南地方、名の通り水分が極めて多く、漬物にしかならず、日持ちが悪い)」はそこそこ名古屋でも見かけるようになったのに比べれば、格段に知名度・流通先ともに大阪限定である。
3月4月に大阪に来られる方は是非お試しを。

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