孝行息子の休日2014年02月12日 16:39

白馬八方尾根全景
妹が言うところの「実家参勤交代」で国元に戻ったのを幸いに、我慢していたスキーに行った。
お国入りが6日で翌日は通院予定があったので、8日からの3泊4日のはずだった。
ところが「記録的大雪」である。この予報は絶対当たり、8日は交通途絶すると直感し、長年お世話になっている宿に無理をお願いして、7日深夜から泊めてもらうことができた。
どうだい、そのごのニュースでご存じの通り、誰も8日土曜日に移動なんてできなかった。私は鼻高々でまずは宿から5分「栂池」へ。

孝行息子の日頃の心がけのたまものというやつだ。
日・月と晴れたので八方尾根(宿から10分)で、八方サーキットと勝手に名付けているルートをめぐった。

まずゴンドラを下りたらリーゼンスラロームを1本、リーゼンクワッドから兎平クワッドを乗り継ぎ、条件がよければ(=無風)リーゼングラートまで行き、一気にパノラマゲレンデの右端を突っ切り、ちょっと間がたがたのコブを我慢してセントラルコースの急斜面を走破、白樺からゴンドラに再度乗る。
またもやパノラマを、今度はテラスパノラマの脇を抜けてオリンピックコースの急斜面から咲花まで降りる。
咲花クワッドとスカイラインの長くて遅いペアリフトを乗り継いで、コブが好きな方はついでに黒菱第1ペアで上がって黒菱を滑り落ちて(私は決してしない)スカイライン・北尾根コース滑り、もう一度第2ペア、短い黒菱第2に乗って兎平をお好きな方はぴょんぴょん跳び(私は一番右の圧雪コースを行く)、兎平テラスでゴール。
ちゃんと圧雪整備されて視界がよければ、1周80~90分。
根性と技量がある方は引き続いて2周目のスタートとなる。

途中霧がかかって視界が悪く、おまけにスキー場の手抜き(!)により圧雪されてなかった9日は2周。ちゃんと整備され晴れていた10日は3周できた。

しかし雪が止んで日曜日だというのに圧雪しないというのは、スキー場の安全管理上も、快適性の確保の責任上も断じて許せない。八方尾根しっかりしろよ。カナダでもニュージーランドでも毎日圧雪バーンはちゃんと整備いているのだから、義務だよ義務、航空機の整備、新幹線のお掃除と同じ。

故郷大阪の春の味2014年02月22日 21:42

大阪では、春になると食べる期間限定の春野菜がある。
「若ごぼう」。
ごぼうの上の茎の部分を薄口の出汁で、薄揚げや練り天とともにさっと煮て食す。筋を丁寧にとる手間はかかるが、しゃきしゃきとした歯触りと根っこのごぼうとは全く違う風味が春を感じさせる。子供のころから好物で、4月下旬には姿を消すのでその間何度も食卓に上がる。
実家の近くのスーパーでもっぱら大阪八尾(河内の国の真ん中)産を見つけ次第買う。
不思議なことに関西といっても妹の住む京都では見かけないし、もちろん名古屋ではその名を聞いたことさえない。
同じく大阪の一部でしか栽培されない「水茄子(府南部泉南地方、名の通り水分が極めて多く、漬物にしかならず、日持ちが悪い)」はそこそこ名古屋でも見かけるようになったのに比べれば、格段に知名度・流通先ともに大阪限定である。
3月4月に大阪に来られる方は是非お試しを。

オリンピックのスノボ2014年02月22日 21:45

スキーがもっぱらなので、スノーボードはどちらかというと不良っぽい若者がする「迷惑な」存在として映っていた。オリンピックにおいても新参者であり「下に」見ていた。
でもソチオリンピックを見ていて、偏見が直ったどころか、競技ルールのわかりやすさと公平さに感心させられた。

ハーフパイプなどの採点競技は「一番良かった点数」なので、失敗しても再チャレンジできるし、より高度な技への開発取り組みも増す。
この点は4回転やトリプルアクセルを回避して安全運転の方がいい点数であるフィギュアスケートと大きく違う。
もっとシンプルでいいと思うのは、1対1の対決形式で最終的に先着した方が勝ちというルールだ。コースを入れ替えて2回目はタイム差ハンデ戦、しかも逆転が結構あるというスリリングな展開。公平でわかりやすい。
観客を意識した、いかにも現代的な工夫だと思う。

フィギュアを見ながら、トリプルジャンプをテンエイティ(1080)、トリプルアクセルをトゥエルブシックスティ(1260)と呼び変えてしまう、もちろん、フルフルフルといってもいいのだが・・・