2015スキーシーズンはじまり2014年12月24日 14:31

「暖冬」だというのに12月から寒波が来て大雪ではないかと、気象に関する自分の経験知識より気象庁や気象予報士の権威に頼る人々には不思議かも知れないが、経験上、早く始まった冬は、早く終わって、結局「真」冬の継続期間が短いというのが「暖冬」だと思っている。
「ああ、今年は3月にはべちゃべちゃ春スキーになってシーズンは終わるなあ」と思っていた。
しかし、早く真冬になったのなら、スキーもそれに合わせるのがよいだけだと気づいた。
12月20日土曜日から、23日(祝)まで行けば、行きと帰りは高速道路が3割安くなってお得である。一人スキーは宿代が高いし、交通費ももろ自分持ちなので安くしたい。
「そうだ、志賀高原へ行こう」となった。
往き道はずっと冷たい雨が、1400メートル以上の標高にある志賀高原でも、サンバレーまでは雨、丸池以後、定宿のある奥志賀までは雪だったが、夕ご飯のころは奥志賀でも、スキー場で一番聞きたくない屋根からの雨だれの音。オーナーが気の毒がってくれたが、「いいんです、今日は滑らないからどうでも、明日が晴れたらそれでいい」。全てのスキーヤーは我が儘である定理はもちろん当てはまる。
滑走初日、日曜は薄曇りで、圧雪したての一部凍って硬いバーンを思う存分スピードを出す。
奥志賀~焼額のほぼ全てのコースを順番に滑る「サーキット」である。
不満といえば、ときおり特に右スキーから聞こえるガリガリ横滑りをする音、カービングでそいつは下手な証拠だ。
2日目、月曜は「真冬」並み寒波で少なくとも新潟県は吹雪予報だが、3枚目の写真の通り、薄日が差したまに小雪が降る程度の好コンディション。15㎝ほどの新雪も乗っている。「ゲレンデ晴れ男伝説」の復活であろう。
昼は、志賀高原ビール(玉村本店;湯田中)を目指して一ノ瀬ダイヤモンドへまわる。
両膝にサポーターをしていてよかった。

初滑りは上々だったが、帰路、飯田山本インターと中津川インター間が事故通行止めだ。
昼食と状況を確かめるために立ち寄った梓川SAで、恵那山トンネルを出た神坂PA先で、11時30分頃車7台が関連する事故が起き積み荷が散乱して復旧のめどは立たないとのこと。
通行止め区間へは75分、そこで降りて迂回するようにとSAのコンシェルジュは伝えていた。しかしその道は狭く当然混雑する。では手前の駒ヶ岳SAに駐車し通行止めが解除されるのを待つ、これはいつまでかかるかわからないリスクがある。
そこで、国道19号線へ出て中津川へ出ることにした。
塩尻インターから国道へ出るか、伊北もしくは伊那インターから出て、木曽駒山地を貫く権兵衛トンネルをはじめとするトンネル群を経て19号線に至るかの選択を迫られる。
中津川インターですでに復旧した中央道に出たのが4時過ぎ、途中渋滞はなかった。3時間も一般道を走った結果、安くなった高速道路料金はわずか800円ほど。


何が正しい選択なのかは難しい問題だ。しかし一つ確かなことがある。
高速道路のような運転が容易な道路で、どうしたら事故を起こせるのか?
バカだから。
反論のある方はお寄せいただきたい。